2005年11月22日

21st Century Compilersの一部(?)をオンラインで読む

2006年10月3日追記: いささか旧聞だが、先月頃に Compilers: Principles, Techniques, and Tools, 2nd Edition としてようやく出版され、入手できるようになった。以前と違った美しいイラストの表紙にちなんで、パープル・ドラゴン・ブックと呼ばれる(1986年出版の以前の版はレッド・ドラゴン・ブックと呼ばれた)。大著にも拘らずアマゾンで洋書ランキングで現在881位、さすがに待っていた人は多いようだ。

12月6日追記: Compilers 1/e plus Selected Online Chapters from 2/eが日本のamazonでも掲載され注文可能になったようだ。しかしお高い。

12月2日追記: 21st Century Compilersが日米amazonから消えてしまった模様である(ペーパーバックの方はまだ生きている)。出版を諦めた筈はあるまいから、"1/e plus online chapters" を出してから改めて予定に載せるつもりなのかも知れない。

「コンパイラ」(通称ドラゴンブック)の新版と楽しみにしているのに出版の遅れ続けている21st Century Compilers (ペーパーバックもあるようだ。少し安い) だが、それとは別にCompilers 1/e plus Selected Online Chapters from Compilers 2/eという出版予定がいつのまにか立っていた。どうもこの第2版というのが21st Century Compilersを指すように思われる。

このonline chaptersは既にプレビュー扱いで公開されていて、http://www.aw.com/dragonbookから辿ることができる。断り書きによれば2006年1月1日までは自由に見ることができ、以後は登録が必要となるとのことで、おそらく上記の「新しい初版」の購入が必要になるのだろう。

表示にはFlashが使われ、紙面と同様の体裁で一ページごとに表示される。Flashのバージョン6ではだめだったので、7か8以上が必要と思われる。文字は綺麗にアンチエイリアシングされるので見易いが、検索や栞といった機能はなく使い勝手はAcrobatに劣る。本公開でも同じ仕様になるのか、より使い易いインタフェースになるのかはわからないが、本公開も同じだとすると $105.20 は少々高すぎるように思う(しかも21st Century Compilersの予価よりも高価である)。 ただ、書籍の方も初版と同じ筈が何故か200ページほど増えているのでそちらの理由も多少気になる。

オンラインになるのは第5章から第11章で、予定の全12章中重要な部分はほとんど読めてしまうことになる。実際、ざっと見たところでは9章と10章は尻切れとんぼのようにも思えるものの、ほぼ全てのページを見ることができた。しかも気前のよいことに、プレビュー段階の現在でも印刷までできる。

穿った見方をすると、遅れに遅れた上に12章を書くにはまだ時間がかかりそうだから、おまけのような12章は措いてもとりあえず世に出すためにこのような体裁をとったとも考えられる。著者の先生方には頑張って仕上げて欲しいが、こういったサービスは嬉しい。

年が明けてしまうと無条件には読めなくなりそうだから、正月休みの暇潰しにしたい向きには今のうちに一手間かけた方がよいだろう。

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